蝦夷粉引アイヌ文小壺

登り窯で焼成した小壺です。


室町時代に生産された信楽焼の檜垣文小壺から着想を得ました。

檜垣文とは、壺の肩に×印を連続的に2本の平行線の間に刻んだもので、一説にはしめ縄を表現したものだと考えられています。

 

そもそも、しめ縄は虫やネズミなどから大切な穀物を守くれる「蛇」を形どったもののようです。


いずれにしても壺に刻まれた文様には、人々の祈り、宗教的な意味合いが強く込められていることに間違いありません。

 

一方、アイヌは農耕はしていませんでした。アイヌが一番恐れていたものは伝染病だったようです。

天然痘などの伝染病が蔓延するたびに多くの命が奪われてきました。


アイヌの着衣には襟や袖口にアイヌ文様が描かれていますが、それは邪悪なものが身体に入らないようにと考えた魔除けの意味合いが強いものです。アイヌには「ニマ」と言われる木製の器がありますが、これにも魔除けの文様があります。

 

北海道の陶芸家として
壺に祈りを込めて、文様を刻む。
そうした行為が今の時代にあって、出来るのか。

 

最近、そんなことを考えています。

 

「蝦夷粉引」とは工藤和彦の造語です。

中世に朝鮮半島で発明された「粉引」の技法が、九州、西日本から北上して、、、、ながい時間と日本の歴史を辿って、ついには北海道までたどり着いたロマンを考えて命名しました。

そもそも白くないので、粉引と言ったらおかしいかもしれませんが、、、、

 

僕の中では、北海道らしい野性味のある粉引というのが理想です。

 

<< カレーとカレーのためのうつわ展(阪急梅田) | main |
Kazuhiko Kudo, a Japanese potter in Hokkaido

Kazuhiko kudo introduction in English by The Tripout.


ウラヤマクラシテル

http://urayama.org/

工藤和彦のインスタグラム

《個展・企画展情報》
工藤和彦 蝦夷のうつわ展
ウラヤマクラシテル【旭川】
8月31日〜10月8日



カレーとカレーのためのうつわ展
阪急うめだ本店(大阪)
8月29日〜9月4日




《今後の個展/企画展情報》
  • 企画*ギャラリープルプル(旭川)
    『プルプルのおくりもの展』
    9月8日〜11月3日
  • 企画*SARA(ニューヨーク)
    9月20日・21日・22日
  • 企画*ポエティカ工芸展(北海道・長沼町)
    9月21日〜29日
  • 企画*山椒(北海道・弟子屈)
    『和菓子とお茶のうつわ展』
    10月6日〜14日
  • 企画*アートスペース油亀(岡山)
    『カレーのためのうつわ展』
    10月6日〜11月4日
  • 企画*三溪園(横浜)
    『手仕事に遊ぶ錦秋』
    10月12日〜14日
  • 企画*若王子倶楽部左右(京都)
    10月18日〜29日
  • 企画*GRIS(札幌)
    『和菓子とお茶のうつわ展』
    10月24日〜29日
  • 個展*ギャラリー庵(茨城)
    11月1日〜19日
  • 個展*ギャラリー天心(兵庫)
    11月1日〜10日
  • 個展*鉄の扉(仙台)
    11月15日〜21日
  • 企画*アートスペース油亀(岡山)
    『朝ごはんオーケストラ』
    11月23日〜12月25日

  • ーーーー2019年ーーーー

  • 企画*暮らしのうつわ花田(東京)
    1月下旬
  • 企画*アートスペース油亀(岡山)
    『コーヒーのための器展』
    2月9日〜3月24日
  • 個展*花のアトリエこすもす(金沢)
    3月9日〜17日
  • 個展*仙台三越美術画廊(仙台)
    3月27日〜4月2日
  • 個展*ギャラリー唯(京都)
    4月下旬から5月上旬
  • 個展*西武池袋美術画廊(東京)
    6月5日〜11日
  • 個展*たいせつ倶楽部(北海道:上川町)
    6月12日〜23日
  • 個展*ギャラリー集(兵庫)
    6月15日〜23日
  • 企画*粋人館(北海道:愛別)
    8月10日〜12日
  • 個展*札幌三越美術画廊(札幌)
    9月17日〜23日
  • 個展*アオキ画廊(小田原)
    10月30日〜11月4日
  • ※展覧会の日程は変更がありますので、ご注意ください。


  • 工藤和彦のホームページ
    Twitter
    Facebook
    mail

                
    記事