美術館へのレクイエム

ミートディッシュから、御堂筋を歩いて中之島まで行く。
中之島は大きな川の中州になっていて、まるでパリのシテ島のような風貌。
散歩している人などもいて、落ち着いた雰囲気が漂う。
この日は、朝市も開催されていて無農薬野菜や地域の特産品が並んで販売されて
活気があった。特に寒かったせいか「こんにゃくおでん」に人気。
ここに来た目的は、東洋陶磁美術館 。

 

ここには、韓国、中国の古い焼き物が沢山収集されています。
特に青磁や白磁は豊富です。
ちょうど11時に着いた時には解説員さんが、
分かりやすく館内を説明してくださっていたので、とっても勉強になりました。
陶器の事をあまり知らない方でも、これに参加すると楽しく理解できると思います。

韓国陶器特有の歪みや愛嬌があって陶工達の人間味が伝わってきます。
中国陶磁に関してもいいものが展示されています。

外の光を展示品に当たるように設計されており、
より自然に近い状態で見る事が出来ます。

大阪に来るといつも来る美術館です。


大阪駅から、尼崎まで移動して福知山線に乗る。
のどかな風景が続く、、、
そして、相野駅下車。そしてバスに乗って、、、、まだ〜、、
やっとの事でたどり着いたのは、
丹波焼で有名な立杭にある兵庫陶芸美術館です。
ここは、なかなか今まで来れなかった美術館でした。



徳田八十吉展が開催中で拝見させて頂きました。
九谷焼の伝統の色彩を基調に釉薬の流れで独特はグラデーション
を作り上げ、揺るぎない芸術の新境地を築いた作品群を見せつけられました。
大作が多くて圧巻です。



展示室は天井も高く開放的で作品の配置もいい。

美術館の横には茶室もあって、しっかりお手前も見せて頂きました。
僕は間違えて、、、ご正客の所に座ってしまって少し恥をかきましたが、
まあ、そんな事は気にしない。気軽に丹波焼の茶碗で茶が楽しめるのでおすすめです。

この兵庫陶芸美術館は、絶対にバスの時間を確認していないと
大変な事になります。1日数本しかありません。ご注意ください。


兵庫繋がりで兵庫県立美術館にも行ってみました。



ここは「灘」という所にあって、阪神淡路大震災の際には
大きな被害のあった所だと記憶しています。
今では近代的なビルが建って、立派な美術館があります。
この美術館はとにかく大きい。国立美術館と言ってもいいくらい大きい。
この時には森村泰昌さんの個展でした。
森村さんと言えば大阪を代表する現代アーティスト。
ゴッホの絵の中に入り込んでしまったのはあまりにも有名です。
今回は「なにものかへのレクイエム」となっていた。
三島由紀夫になってみたり、ピカソになってみたり、
メッセージ性が強い人物達にそれこそ成り代わって訴えかけていた。
ビデオが多用されており、全部見ると結構時間がかかる。
「現代美術」の末路。そこから生み出さなくてはならないもの。
様々なメッセージを感じた。

東日本大震災の影響で東日本の多くの展覧会がキャンセルとなってしまっています。
きっと美術館では電力の不足で温湿度管理にも影響を及ぼしかねなく、
所蔵品、特に海外からの借用作品においては大問題になっている事と推察します。

美術館へのレクイエム、、、北海道立旭川美術館も然り(こちらは予算)、、、

でも、これからが「美術館」の果たして行くべき役割は
きっと大きくなると僕は思うのです。

「芸術」は「心の栄養」「生きる希望」。

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Kazuhiko Kudo, a Japanese potter in Hokkaido

Kazuhiko kudo introduction in English by The Tripout.


ウラヤマクラシテル

http://urayama.org/

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《個展・企画展情報》
個展*ギャラリー天心(兵庫)
10月30日から11月9日




《今後の個展/企画展情報》
  • 企画*暮らしのうつわ花田(東京)
    2020年1月下旬〜
  • 企画*ウラヤマクラシテル(旭川)
    2020年4月中旬〜
  • 個展*ギャラリー唯(京都)
    2020年4月28日〜5月17日
  • 個展*西武池袋アートギャラリー(東京)
    6月3日〜6月9日
  • 企画*ウラヤマクラシテル(旭川)
    2020年7月中旬〜
  • 個展*札幌三越アートギャラリー(札幌)
    11月17日〜11月23日
  • 企画*ウラヤマクラシテル(旭川)
    2020年9月下旬〜
  • ※展覧会の日程は変更がありますので、ご注意ください。


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